【ビルオーナー視点】シェアオフィスのメリット・デメリット
こんにちは。JOY代表の福士です。
今回は、シェアオフィスに関して、ビルオーナーの視点からメリットとデメリットについて考察します。
ぜひリーシングの参考に、最後まで読んでくれたら嬉しいです。
目次
1. 日本のシェアオフィスの市況・概要
2. シェアオフィスのメリット
①集客力の向上
②入居率の向上
③運営のしやすさ
3. シェアオフィスのデメリット
①利益の低下
②競争の激化
③設備やサービスの費用の増加
4. まとめ
1.日本のシェアオフィスの市況・概要
シェアオフィスとは、企業や個人が予め共有するオフィススペースをレンタルすることができるサービスの
ことです。コロナ禍の影響を受けた2020年以降、多くの企業がオフィス環境の柔軟性とコスト削減を求め
てシェアオフィスを利用するようになりました。
2022年の日本のシェアオフィス市場は、コロナ禍の影響を受けながらも急速に拡大しています。
2014年に89軒だったコワーキングスペースが2022年には1000軒近くになり、都心から周辺部へと広が
りを見せています。
サードプレイスの利用者数は2022年11月に93万人と前回の4割程度の水準まで増加しています。
https://www.smbc.co.jp/hojin/report/resources/pdf/1_00_CRSDOutlook.pdf
コロナ禍が収束しつつある中で、企業は出社を基本とした働き方への回帰を行い、オフィスとテレワーク
の両方を活用する企業が少しずつ増加しています。
最近では固定のオフィスを持たない企業も出てきています。働き方が多様化した影響で、サテライトオフ
ィスやコワーキングスペースなどのサードプレイスの利用が重要性を高めていることがわかります。
2.シェアオフィスのメリット
①集客力の向上
シェアオフィスは多数の企業や個人が利用可能です。これにより、ビルオーナーは集客力を向上させるこ
とができます。
また、定期的に入居者が入れ替わることもあり、常に新しい顧客を引き寄せることができることは大きな
魅力の一つです。
②入居率の向上
シェアオフィスは、一般的なオフィスよりも入居率が高い傾向があります。これは、企業や個人が有効活
用できるスペースを常に探しているためです。
また、共有スペースを利用することにより、オフィスを賃貸に出すよりも効率的にスペースを使用できま
す。オフィスを空室にしておくより、少しでも収益を発生させてくれるシェアオフィスはリーシング手法
の一つとして検討の余地があります。
③運営のしやすさ
シェアオフィスは、運営する側にとっても管理がしやすいと言われています。清掃や保守などのメンテナ
ンス作業は発生しますが、管理会社に委託したり、それほど多くない人数で管理業務を行うことができま
す。
3.シェアオフィスのデメリット
①利益の低下
シェアオフィスには、利益が低いというデメリットもあります。特に、シェアオフィスを提供する上での
利益率は一般的なオフィスよりも低くなる傾向があります。
また、共有スペースを提供するための費用も増えることがあります。
②競争の激化
シェアオフィス市場は、近年急速に拡大しており、競争の激化も進んでいます。ビルオーナーは他社との
差別化や、品質の高いサービスを提供し続けることが求められます。
リーシング対策とはまた別のマーケティング策を考えたり、セールスの手法を構築する必要があります。
③設備やサービスの費用の増加
シェアオフィスを提供する上では、設備やサービスの費用も増加することがあります。これは、共有スペ
ースを利用する人数が多いため、各設備やサービスに対する費用も増加してしまうからです。
また、継続してオフィスを利用してもらうには、利用する人々が求める設備やサービスも充実させる必要
があります。
4.まとめ
いかがでしたか?今回はリーシング策の一つである、シェアオフィスについてビルオーナーの視点からメ
リットとデメリットを考察してきました。
JOYでは、空室オフィスの新たなリーシング手法として、オフィスステージングサービスを提供してい
ます。リーシングにお困りの担当者の方はぜひ一度、お話ししませんか?
オンラインMTGの調整やその他問い合わせお待ちしております。