セットアップオフィスとは?他のオフィスとの違いやメリット・デメリットを解説
こんにちは。JOY代表の福士です。
オフィスビル市況調査レポート(2021年9⽉度/株式会社ビルディング企画)によると、多くの企業がオフィス移転を実施しており、都市部のオフィスビルに至っては空室率が16ヶ月連続で上昇しています。そのため、空室率低下の施策を立てる必要性が重要視されているのです。
その施策の1つがセットアップオフィスです。今回は、セットアップオフィスの特徴や他のオフィスとの違い、メリット・デメリットなどについて詳しく解説します。
目次
1. セットアップオフィスとは?
2. セットアップオフィスのメリット
3. ①オフィス準備の手間と時間を削減できる
4. ②内見での印象が良くなる
5. ③原状回復工事が不要
6. セットアップオフィスのデメリット
7. ①賃料に難色を示されるリスクが高まる
8. ②初期費用が高い
9. セットアップオフィスの注意点
10. 成約率アップを狙うなら「オフィスステージング」がおすすめ
セットアップオフィスとは?
セットアップオフィスとは、オーナーや不動産会社がラウンジや接客スペースといった一部の内装や什器備品を用意するオフィスのことです。入居する企業が内装や什器備品を用意する手間とコストを削減できるため、成約率アップにつながります。
それでは、他のオフィスとの違いについて詳しくみていきましょう。
・通常の賃貸オフィスとの違い通常の賃貸オフィスとは、内装や什器備品は一切ついていない部屋のことです。入居する企業が内装や什器備品を全て用意するため、オフィス移転・入居にコストがかかります。
・レンタルオフィスとの違いレンタルオフィスとは、オフィス向けの家具がついている部屋のことです。家具の用意が最小限で済みますが、内装は施されていません。そのため、家具よりも内装に強くこだわる企業にとっては、メリットはそれほど大きくないでしょう。
・サービスオフィスとの違いサービスオフィスとは、内装や什器備品のほか、秘書のような関連サービスまでついたオフィスのことです。オフィス移転・入居の手間と時間を大幅に削減できますが、コストがかかります。また、オーナー側も用意の手間がかかるうえに、成約しなかった場合の損失も大きくなるでしょう。
セットアップオフィスのメリット
①オフィス準備の手間と時間を削減できる
セットアップオフィスは内装工事や什器備品の設置が済んでいるため、企業側としては時間と手間を大幅にカットできます。
例えば内装工事1つにしても、業者と複数回打ち合わせたり必要に応じて修繕を依頼したりと、完成までに大きな手間と長い時間がかかります。そのようなやり取りをすることを大きな負担に感じる企業は多いのです。
②内見での印象が良くなる
内装が施されており什器備品も揃っているオフィスと、内装が簡素で什器備品が設置されていないオフィスでは、見た目の印象が異なります。セットアップオフィスの方が内見での印象が良いため、それだけ成約率アップにつながるでしょう。
なお、印象が良くなるというのは、「実際のメリットよりも良く見える」というわけではありません。どちらかと言えば、「他のオフィスに見劣りしないため、機会損失につながりにくい」の方が正しい解釈と言えるでしょう。
③原状回復工事が不要
セットアップオフィスの内装部分は、原状回復の対象外です。そのため、企業がオフィスから退去する際のコストを大幅に削減できます。オーナーとしても、原状回復工事をめぐるトラブルが起きる心配がない点は大きなメリットと言えるでしょう。
セットアップオフィスのデメリット
①賃料に難色を示されるリスクが高まる
セットアップオフィスは、内装工事や什器備品が無料というわけではありません。賃料に内装工事や什器備品の設置にかかった費用が含まれるため、賃料が相場の1.5倍以上になることが一般的です。
そのため、内装や什器備品がイメージに合わなかった場合は、賃料が割高に感じられやすいでしょう。セットアップオフィスは、ターゲットを明確にしたうえで内装や什器備品について計画することが大切です。
②初期費用が高い
内装や什器備品の用意に費用がかかります。成約できればいずれは損益分岐点を超えるにしても、初期費用が高い点をデメリットに感じるオーナーは多いのではないでしょうか。
セットアップオフィスの注意点
セットアップオフィスを魅力に感じるオーナーは多いでしょう。しかし、次の注意点を押さえておく必要があります。
- 特別感を追求すると成約率が低下しやすいどうせなら他にない魅力的なセットアップオフィスにしたいと思い、特別感のある内装や什器備品を取り入れてしまうケースがあります。特別感が強くなると、それだけターゲットが限られてしまうため、成約率が低下しやすいでしょう。
無難でありつつも、洗練されたデザインの内装・什器備品を選択することが大切です。
- 反響率は上がるが成約率が下がる可能性があるセットアップオフィスは、ここまで解説したとおり、内装工事や什器備品の設置が済んでいるため、企業としてはスピーディーに入居できる点にメリットがあります。しかし、内装や什器備品が企業の好みに100%合うことは通常ありません。
そのため、多くの反響は得られる一方で成約率が低くなる傾向があります。オーナーの目的は反響率アップではなく成約率アップのため、成約率を上げたいのであればセットアップオフィスが最適解とは言えないかもしれません。
もちろん、セットアップオフィスに魅力を感じ、早々に成約に至るケースもあるでしょう。しかし、セットアップオフィスであれば成約率が大きく高まるとは限らない点に注意が必要です。
成約率アップを狙うなら「オフィスステージング」がおすすめ
セットアップオフィスは、内装工事や什器備品の設置が済んでいるため、企業は速やかに入居できます。オーナーとしても反響率が上がる点はメリットですが、成約率が下がる傾向にある点に注意が必要です。
このようなデメリットを解消でき、成約率アップを狙うなら「オフィスステージング」がおすすめです!
セットアップオフィスは入居後のイメージがしやすい一方で、内装や什器備品のイメージが合わないことで、成約に至らないケースが少なくありません。そこで検討していただきたいのが、「オフィスステージング」です。
オフィスステージングは「JOY株式会社」の独自サービスで、リーシング期間中のみ家具・インテリアを貸し出し、成約後に撤去します。
インパクトのある内装によって反響が期待できるうえに、イメージと異なる内装や什器備品による成約率の低下を防ぐことが可能です。また、そのままオフィス家具を使い続けるセットアップオフィスと比べてコストが低い点もメリット。オフィスステージングは次のような方におすすめです。
・コストを抑えて成約率アップを狙いたい
・内見時にインパクトを与えたい
・幅広い企業をターゲットとしている
セットアップオフィスとオフィスステージングの比較については、こちらの動画でわかりやすく解説していますので、ぜひご覧ください。
まとめ
セットアップオフィスは、内装工事や什器備品の設置が済んでいるため、企業は速やかに入居できます。
オーナーとしても反響率が上がる点はメリットですが、成約率が下がる傾向にある点に注意が必要です。
このようなデメリットを解消できる「オフィスステージング」もあわせて検討してみてはいかがでしょうか。
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